魔指電車〈あの子のお父さんに…〉
代わり映えのない朝の通勤電車。満員の車内で由希人が目にしたのは、魔指のいたずらに頬を染めて恥辱に耐える制服の乙女だった。自分も触れてみたいという危険な衝動に負け、スカートの下へ指を潜り込ませてしまうが——薄布を濡らす相手は、まさかの「娘の友達」。禁断の秘密を共有した中年男と少○の、刹那的で背徳的な密会が始まる。御前零士作品としては珍しく、陵辱でも溺愛でもない絶妙な塩梅が持ち味の一作。ヒロインは主人公を本気で想い、献身的に寄り添う——ファンタジックな設定を軽やかに転がしながら、どこへ着地するか読めない妙な緊張感が最後まで続きます。前半のコミカルさ、妙に善人な中年男の滑稽さも味わい深く、濃すぎる甘さや堕落に胸焼けした読者にこそ薦めたい、ストレスなく読める上質な薄味の一冊です。
基本情報
| 著者 | 御前 零士 |
|---|---|
| 発売日 | 2025/02/25 |
| ページ数 | ページ |
| 評価 | 3.6 |
| スコア | 86 |
口コミ
良い点
- 「非現実的にも程がある設定なんだけど、特に前半がコミカルで面白いんですよ。設定の突飛さを笑いに変えてくるあたり、素直に楽しめました。」
- 「ファンタジーな部分の塩梅が絶妙でした。陵辱でも溺愛でもなく、背徳的な密会程度に落ち着く感じが「こういうのでいいんだよ」って感じ。毎回極端な味だと胸焼けするので、ストレスなく読めるちょうど良さがありました。」
- 「零士作品には珍しい和姦モノです。不倫ではあるけど基本イチャイチャラブラブで、ヒロインが主人公を本気で愛して献身的に尽くしてくれるのが良かったです。」
悪い点
- 「心理描写を一生懸命書いているのはわかるんですが、あまりにも説明的で。痴○されて感じてしまう展開はAVに任せておけばいいのであって、小説ならもっとリアルな展開が読みたかった。全体的に生ぬるく感じてしまいました。」
- 「御前零士先生のいつもの感じを期待して買うと肩透かしを食らいます。凌辱モノが好きな人にはかなり物足りないと思います。」
- 「この二人の結末をもう少し書いてほしかったかな、というのは正直あります。どっちに転ぶかわからないまま終わってしまうので、そこは читатель側で思いを馳せるしかないです。」